第15回九州放射線医療技術学術大会の開催にあたり
第15回九州放射線医療技術学術大会 大会長 福田徹
(第66回 九州放射線技師学術大会)
(第69回 日本放射線技術学会九州支部学術大会)
第15回九州放射線医療技術学術大会は令和2年11月14日(土)~15日(日)の両日にわたり、長崎県長崎市「長崎ブリックホール」にて開催いたします。
今大会のテーマは「プロフェショナル(Professional)」としました。
前回2012年に長崎で開催されたときのテーマは「未来への可能性〜認定資格制度を考える〜」でした。認定資格取得がステータスの一つと考えていたあの頃から8年が過ぎ、働き方改革が提唱されている今、放射線検査・医療画像のプロとしてのキャリアデザインをどの様に築いていけば良いのか、若手の診療放射線技師の今後の道標としてなれることを願ったプログラムを企画しています。
特別講演は熊本大学大学院生命科学研究部の内山良一准教授に「Radiomics」についてご講演いただきます。Radiomicsとは、radiology(放射線医学)と-omics(多量の情報を系統的に扱う科学)とが合成された言葉です。これから先の内容は当日、内山先生のご講演を楽しみに待っていて下さい。
シンポジウム 「道標 ~先輩に学ぶ~
(診療放射線技師のキャリアデザインを考える)」
各モダリティーの専門部会・研究会から研究への取り組みを、卒後教育体制の一例として九州大学病院での人材育成の取り組みを、また国際学会発表をしている診療放射線技師も多くなっていることから、その経験を「先輩から学ぶ国際学会への取り組みとキャリアデザイン」として講演していただきます。
市民公開講座 「診療放射線技師になろう ~技師は病気の第一発見者~」
診療放射線技師を主人公にしたドラマの影響で養成校のオープンキャンパスは盛況と聞いています。長崎市内の中学校、高校の生徒ならびに保護者の皆さま、進路指導担当の先生、教育委員会を対象に診療放射線技師の業務内容の紹介、養成校による授業内容、就職、受験の対策など診療放射線技師へのリクルート活動を行うことを目的としました。
託児ルームの設置
子供が小さいため学会には参加出来ないと諦めている仲間がいます。完全予約制ではありますが、会場内に託児ルームを設置し、保育士の方に依頼しています。どうぞ活用してください。
最後になりますが、会員の皆様一人一人に支えられてこの学術大会は発展してきました。令和2年5月時点、未曽有のコロナ禍で本大会の開催自体が危ぶまれる状況ではありますが、酒本実行委員長をはじめとした長崎県のスタッフ一同で実行委員会企画やランチョンセミナー、情報交換会と充実した内容をどの様な形で開催ができるか、検討を重ねています。精一杯のおもてなしを致しますので、この長崎大会を益々盛会に開催できますようにご支援ご協力の程よろしくお願いいたします。
Life isn’t worth living, unless it is lived for someone else. ( Albert Einstein )